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ご挨拶

NPO法人チャレンジステージ/株式会社Omitas代表
山下勇雄


1967年大阪市出身。東海大学卒業後、社会人生活を経て、2001年より両親が裸一貫から立ち上げた酒販店を継承。世代の商いと想いを引き継ぐ身として心満意足の充実した毎日を送るも、時流変化に対応しきれず、8年後に廃業。両親が大切に育んだ店を畳まざるを得なかったという失意に打ちひしがれるも奮起して様々な仕事に従事する。3年後、数奇なご縁から「就労支援」の事業に関わり、2014年、NPO法人チャレンジステージを創設。「障がいの有無に関わらず新たな価値を生み出す未来を目指す」という信念を掲げ、地域社会の誰もがチャレンジ精神と向上心を持って最大の個性を発揮出来る社会、そして物心両面で働く幸せを実感しながら健やかで豊かな人生を得られる社会実現に向かい、就労支援の真摯な取り組みを続けている。

「出逢い」がもたらす「生きる活力」を

2019年に内閣府によって制作された「障害者白書」によれば、国内には身体障害を抱える方が約436万人、知的障害を抱える方が約108万2千人、精神障害を抱える方が約419万3千人、それぞれおられるようです。複数の障害を併せ持つことも多いので単純には計算できませんが、概算で国民のおよそ7%前後が何らかの障害を有していると言われています。

 

しかし、こうした障害を巡る福祉環境は現状と見合っていないものが多く、人生に不可欠な生活・学業・就労といった領域においても多くの壁が立ちはだかる厳しい現実が見受けられます。このような課題は、法律や支援政策といったシステムの不具合に起因するものだけではありません。立派なシステムがあっても、その前提として地域社会に心が宿っていなければ、システムは上手に機能しないのです。障害が病気ではなく個性であるということを確かに受け止める優しさと思いやり。その心があってこそ、障害の有無に関わらず誰もが自分らしく生きられる世界の道が拓くと、私は考えています。

地域社会に上述のような確かな心のある環境を生み出そう。そう考えて、私はチャレンジステージとオミタスを立ち上げています。ここには誰かと触れ合う「出逢い」の経験を通じ、幸せを得られる機会があります。その幸せと成功の積み重ねが、学ぼう・働こう・生きようといった「生きる活力」を生み出すのです。

一緒になって自分らしさと向き合える時間を、皆様と分かち合えれば幸甚に存じます。様々な生きづらさを抱えておられる皆様、ぜひとも私たちに声を掛けてくださいね。

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